逃走から説得、そして入院同意まで…丁寧に寄り添ってくださいました
20代 男性 ご家族様より
診断
統合失調症
搬送先
紫雲会横浜病院
内容
息子は20歳頃に統合失調症を発症し、陰性症状が少しずつ進行していきました。
5年前に入院歴があり、その後は服薬を続けていましたが、約1年前から自己判断で中断してしまい、生活全体に支障が出る状態になっていました。
被害妄想や危険な行動が増え、担当医からは医療保護入院を勧められていたものの、私たち家族だけではどうすることもできず、不安な日々を過ごしていました。
当日、息子は昼夜逆転の影響でリビングで寝ていましたが、よつば民救のスタッフさんが優しく声をかけながら話をすると、タバコを吸いたいと言って外へ出ました。
しかしそのまま走って逃げようとてしまいましたが、スタッフさんが迅速に対応し安全に確保してくださりました。
その後も落ち着いた声かけで息子と対話を続け、「病院のことを調べたい」と自らリビングへ戻るまで説得していただきました。
最終的には本人が納得し、自分から車に乗ってくれて、病院で医師の話にも耳を傾け、入院に同意することができました。
家族だけでは到底進められなかった入院への流れを、危険なく、丁寧に、そして尊厳を守って関わってくださったことに心から感謝しています。