双極性障害の方が攻撃的になる理由|接し方やご家族ができること
「躁状態」と「うつ状態」を繰り返す双極性障害は、時に患者様が攻撃的になることがあります。
急に攻撃的になってしまうと、ご家族の皆様は焦り、苦しみ、どう接してよいかわからなくなってしまいますよね。
そこで本記事では、そもそもなぜ双極性障害で攻撃的になってしまうのか、また攻撃的になってしまったときにどう接すれば良いのかを詳しく解説します。
双極性障害の患者様を支え、ともに苦しむご家族の方はぜひ参考にしてください。
双極性障害の方が攻撃的になる理由
双極性障害の患者様が攻撃的になるのは、患者様ご本人の性格ではなく、あくまでも病気の症状の影響です。
ではなぜ双極性障害によって攻撃的になってしまうのか、その原因を解説します。
躁状態で感情のブレーキが効かなくなっている
双極性障害になると、脳内のドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質のバランスが崩れて感情のコントロールができない状態となり、歯止めが効かなくなって攻撃的になることがあります。
躁状態により易怒性が高まっている
双極性障害は「躁状態」と「うつ状態」を繰り返す精神疾患ですが、躁状態で気分が昂ると、ほんの些細なことでも怒りやすい状態になります。
自身が病気であるという自覚が欠如している
躁状態になっている患者様は、自身が病気であるという意識が薄いため、攻撃的な行動・言動が問題だと認識しづらい状態になっています。
双極性障害の方が攻撃的なときの接し方
双極性障害の患者様が攻撃的な状態となっている場合、「攻撃的な言動・行動は病気の症状」であることを念頭に置いたうえで、冷静に対応することが大切です。
接する際のポイントをご紹介します。
病気の症状だと理解する
攻撃的なのは病気の症状であると割り切り、感情的に巻き込まれないようにして冷静さを失わず対応するようにしましょう。
刺激を最小限に抑える
間違いを正そうとしたり正論で言い返したりすると、火に油を注ぐ結果になります。
真っ向から反論はせず、できるだけ言葉数を減らして穏やかな態度を保つことが大切です。
物理的に距離を取って身の安全を最優先に
どうしても興奮が収まらない場合は、無理に対応しようとせず、別室に移動したり外出したりするなど、身の安全を最優先に行動するようにしてください。
双極性障害の方が攻撃的なときにやってはいけない接し方
以下のような対応は相手の興奮を煽り、事態を悪化させる可能性があるため行わないようにしてください。
- 相手を責めるような反論や説教をする
- 泣く・怒鳴るなど感情的に反応する
- 病気を「気のせい」や「甘え」など言って突き放す
ご家族ができる「限界」の見極めと受診・入院のタイミング
患者様の攻撃的な状態が続き、ご家族が「もう限界」と感じたら、入院などを医療機関などに相談するタイミングです。
次のような状態は、入院を検討すべき患者様のサインです。
- 躁状態・鬱状態が激しい
- 幻聴・幻覚・妄想などの精神症状が強い
- 自傷他害の恐れがある
- 昼夜逆転、不眠が続き、食事を摂らない
- 金銭トラブルや法に触れる行動が出始めた
双極性障害の方の搬送ならよつば民救まで
双極性障害によって攻撃的になってしまうと、病院へ連れて行こうとしても拒否するケースは少なくありません。
とはいえ、無理に連れて行こうとすると暴れてしまい、場合によってはご家族の皆様に危害が及ぶ可能性があります。
私たち「よつば民救」では、気分が昂り攻撃的なってしまっている双極性障害の患者様に対し、気持ちが落ち着くまで時間をかけて声掛けをさせていただき、できる限り患者様ご自身の意思で病院へと向かっていただけるよう心がけております。
患者様の尊厳を守るため極力拘束はせず、安全に、そして確実に病院へと搬送させていただきます。
また、いつ状況が変わっても対応できるよう24時間365日対応の相談窓口もご用意しておりますので、ご家族の皆様の心の拠り所として、いつでもお気軽にご相談ください。
まとめ
「躁状態」と「うつ状態」が複雑に絡み合う双極性障害。
特に躁状態になると、気持ちの昂りから攻撃的になってしまう患者様は少なくありません。
攻撃的な状態が続くと入院の検討が必要になる場合もありますが、双極性障害の患者様はご自身が病気であるという認識が薄く、入院を拒否するケースが多いです。
私たち「よつば民救」では、このように入院を拒否し、攻撃的になっている患者様に対して時間をかけて対話をし、ご自身の意思で心穏やかに病院と向かっていただけるよう心がけております。
また、これまで患者様とともに病気と闘ってこられたご家族の皆様の心もサポートできるよう、24時間365日対応の相談窓口をご用意し、心の拠り所としてご利用いただくことも可能です。
双極性障害の患者様を安全に病院まで搬送し、集中して治療を受けてほしいと願うご家族の方は、ぜひ一度「よつば民救」までご相談ください。