アルコール依存症末期に見られる症状とは?そのとき家族はどう対処すべきか
進行性の病気であるアルコール依存症。
この病気を放置してしまうと私生活や健康に多くの深刻な症状が現れ、末期になると命の危険に関わる恐れがあります。
そこで本記事では、アルコール依存症の患者様がご家族にいらっしゃる方に向けて、アルコール依存症の末期となった患者様にどのような対処をすべきなのかを詳しくご紹介します。
アルコール依存症に苦しむ患者様を支えるだけでなく、支えることで疲れてしまっているご家族の皆様の手助けとなれば幸いです。
アルコール依存症の末期に見られる身体的・精神的サイン
アルコール依存症が末期を迎えると、心や身体にさまざまなサインが現れます。
はじめに、「アルコール依存症の末期かも?」と判断材料になりうるサインをご紹介します。
身体的なサイン
身体に現れるサインとして次のようなサインが挙げられます。
- 肝臓の破壊:肝硬変、肝がん、腹水
- 脳への深刻な影響:脳の萎縮、ウェルニッケ・コルサコフ症候群
- 身体の消耗:低栄養、急激な体重減少、免疫力の低下
【ウェルニッケ・コルサコフ症候群とは】
アルコールによってビタミンB1の吸収が妨げられ、欠乏することで起こる脳の病気で、急性期(ウェルニッケ脳症)では錯乱や眼球運動障害、平衡感覚喪失などが起こる。
慢性期(コルサコフ症候群)では最近の出来事を覚えることができない近時記憶障害、時間や場所の認識ができなくなる見当識障害、記憶の空白期間を無意識に創作した嘘で埋めようとする作話といった症状が現れる。
精神的なサイン
アルコール依存症の末期で精神面に現れるサインとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 離脱症状の激化:せん妄、幻覚、けいれん
- 倫理観の麻痺と家族への暴力・暴言
- 繰り返される「飲酒をやめる」という嘘発言
上記のような精神症状が現れた場合、自傷や他害といった命に関わる被害を及ぼす可能性もあるため、特に注意が必要です。
アルコール依存症の末期患者に対してご家族がとれる対応
アルコール依存症の末期となってしまった場合、ご家族の皆様はどのような対応をしてあげればよいのでしょうか。
具体的な対応策をご紹介します。
身体的症状が強い場合は救急車(119)を呼ぶ
身体症状が強い場合、早急に医療機関を受診しなければ命の関わる場合もあるため、119番の救急車を呼ぶようにしてください。
【特に早く対処しないと危険なサイン】
- 意識障害がある(呼びかけに応じない、朦朧としている)
- 大量の吐血や、黒い便が出ている(消化管出血の可能性)
- 激しいけいれんが起きている
- 胸の痛みや呼吸困難など、心臓・呼吸器系の重篤な症状がある
- 激しい興奮状態やせん妄で、自傷行為や他害行為の危険が極めて高い。
精神科専門病院・依存症専門医療機関への相談
精神症状が強く出ている場合、自傷や互いのリスクがあるため、まず初めに武器となりうるものを全て撤去するようにしてください。
患者様やご自身のみの安全が確保できたら、精神科専門病院や依存症専門病院など、アルコール依存を扱っている専門の医療機関へ相談してください。
なお、すでにアルコール依存症治療で通院されている場合は主治医へ相談することで、カルテを参考により具体的なアドバイスを受けられるので、日頃から患者様の通院状況などを把握しておくようにしましょう。
民間救急車の利用
身体的症状が強い場合は救急車が対応してくれるケースが多いですが、精神症状の場合は非対応となるケースが少なくありません。
とはいえ、「とにかく早く病院へ連れて行かなくては」と焦りを感じる方は少なくありません。
このように、アルコール依存症の末期で精神症状が強い患者様を安全に病院まで連れていくための移動手段として強い味方となるのが民間救急車です。
民間救急車は通常の119番で呼ぶ救急車とは異なり、精神症状が強い患者様でも安全に病院へ搬送することが可能です。
日頃から、万が一のときの移動手段の選択肢の一つとして、連絡先を控えておいてはいかがでしょうか。
アルコール依存症末期患者の搬送ならよつば民救まで
私たちよつば民救は、アルコール依存症末期で苦しむ患者様を病院まで安全に搬送させていただいております。
搬送時は専門の医療スタッフが同乗させていただき、患者様の安全と心の安らぎを確保するような体制をご用意しております。
また、患者様ご自身の尊厳を守るため、対話を通じて拘束を最小限に抑えた搬送を心がけており、これまで100%の確立で搬送を成功(患者様の不在などは除く)してまいりました。
そして、患者様だけでなく患者様を支えるご家族の心の苦しみに寄り添うために24時間対応の専用窓口をご用意しており「患者様を病院へと連れていく最後の砦」としてご利用いただくことが可能です。
アルコール依存症の末期となって苦しむ患者様を無事に病院へと連れて行きたいとお悩みの方は、ぜひお気軽に24時間対応・全国対応のよつば民救までご相談ください。
まとめ
アルコールは身近な存在であることから、アルコール依存症という病気は放置しておくとどんどん進行し、末期となると心にも身体にもさまざまな症状が現れます。
もちろん患者様ご自身も苦しんでいらっしゃいますが、その患者様を支えるご家族の皆様も多くの悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
私たちよつば民救は、アルコール依存症に苦しむ患者様をただ病院までお連れするのではなく、患者様を支えてこられたご家族の皆様の心のつらさにも寄り添い、退院後の生活も見据えた「患者様とご家族、それぞれのお気持ちに寄り添った搬送」をご提供いたします。
アルコール依存症の末期となり、強い精神症状が現れてしまった患者様を無事に病院へ連れて行きたいと悩みを抱えていらっしゃる方は、まずは私たちよつば民救へご相談ください。
ご事情を丁寧にお伺いさせていただき、心を込めた搬送をご提供させていただきます。