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統合失調症を放っておくとどうなる?家族が知っておくべきリスクと対策

統合失調症を放っておくとどうなる?家族が知っておくべきリスクと対策

統合失調症を患う方がご家族のなかにいらっしゃる場合、症状の悪化に伴い「このまま何もしないでいるとどうなってしまうのだろう…」といった不安を抱えてしまう方は多いのではないでしょうか。

本記事では、このようなお悩みを抱えていらっしゃるご家族の皆様に向けて、統合失調症を放置することで起こりうるリスク、そして早期に治療することで得られるメリットについて詳しく解説します。

あわせて、ご家族の皆様が統合失調症に苦しむ患者様へしてあげられることもご紹介します。

本記事を通じ、抱えていらっしゃるご不安を少しでも払拭するためのお力になれれば幸いです。

統合失調症を放っておくとどうなるか

ご自身の考えや感情の整理が困難になってしまう統合失調症は、放置することでさまざまな影響が現れます。

症状の悪化と慢性化

統合失調症の放置は症状の悪化と慢性化へとつながります。

そのため、幻覚や妄想などが強まり、現実との区別がより一層しにくくなる可能性があります。

社会生活との隔たりが強くなる

症状の悪化と慢性化に伴って勉強や仕事の継続が難しくなってしまうと社会生活との隔たりが強まり、引きこもりや孤立化につながってしまうケースは少なくありません。

身体的な健康にも影響が出る

統合失調症を放置すると睡眠や食事が乱れてしまい、健康面にも影響を及ぼす場合があります。

その他にも、自傷行為や外出での事故などのリスクも高まる可能性があるため、統合失調症の放置はさまざまな危険を伴います。

統合失調症で放置してはいけないサイン

統合失調症の場合、次のようなサインは症状の悪化や慢性化している可能性があるため、日頃から患者様の容態をしっかり観察してあげあることが大切です。

  • 妄想が強まる:
    内容が漠然としたものではなく、場所や登場人物などがより具体化したり、「もしかして…」と疑う程度から「~に違いない」など確信的な言い回しに変化したりしてきた
  • 極端な不眠や食欲不振:
    健康面での直接的なリスクがあるため要注意
  • 暴言・攻撃性の増加:
    家の中の物に治まらず、患者様ご自身やご家族、他人へ被害を出す可能性が高くなった

統合失調症患者を持つ家族ができること

ご家族に統合失調症を患う方がいらっしゃる場合、ご家族の方が患者様へしてあげられること、そして避けていただきたい対応をご紹介します。

ご本人に対してできること

まずは患者様ご本人の話を遮ることなく、じっくりと耳を傾けて辛さに共感してあげてください。

また、ご家族の方から話をする場合は混乱を避けるために曖昧な表現は避け、わかりやすく伝えるように心がけましょう。

心の苦しみに寄り添い理解しているという気持ちによって、患者様に安心感を伝えてください。

避けるべき対応

統合失調症の患者様の場合、ご自身が認識しているものが真実です。

そのため、どれだけ支離滅裂なことを発言していたとしても、否定したり論理的に説得することはタブーです。

考え方を完全に否定するのではなく、まずは共感し、「家族はあなたの味方」であることをしっかり伝えてあげてください。

統合失調症のご家族をもつ方は民間救急車の利用をご検討ください

統合失調症は、一般的な病気と同じように早期に治療を開始することで症状の安定化を目指すことができます。

また再発リスクも軽減できる可能性があるため、社会復帰することも期待できます。

しかし、統合失調症の患者様はご自身が認識していることが現実となっているため、「自分は病気だ」と自覚できず、病院へ連れて行くことが難しいケースは少なくありません。

また、なんとかして病院へ連れて行きたくても、一般的な「119番の救急車」の利用は拒否される可能性もあります。

「自分は病気だと自覚して治療を受けてほしい」
「公共交通機関で移動させるのは怖い」

このようなお悩みのある方は、まずは私たちよつば民救へご連絡ください。

豊富な搬送実績から得たノウハウを活かし、患者様を安心・安全に病院へお連れするお手伝いをさせていただきます。

まとめ

統合失調症を放置しておくと、ただ症状が悪化するだけでなく、引きこもりによる社会との隔たり、そして自傷や他傷など、さまざまなリスクが高まります。

このような状態を回避するためには少しでも早く専門の医療機関を受診し、治療をすることが重要ですが、統合失調症はご自身で病気であると認識することが難しい病気です。

統合失調症により苦しんでいる大切なご家族を安全に病院へ連れて行きたいとお考えの方は、私たちよつば民救にご相談ください。

患者様はもちろん、そのご家族の皆様の心にも寄り添い、病院で治療を受けていただくためのお手伝いをさせていただきます。

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