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民間救急車の料金について|相場は?誰が払う?

民間救急車の料金について|相場は?誰が払う?

急な病気や怪我で公共の救急車を呼ぶのではなく、「民間救急車」という選択肢があるのをご存じでしょうか。

民間の救急車は医療的なサポートが必要な方の搬送を担うサービスとして、全国各地で利用が広がっています。

そこで本記事では、民間救急車を利用する時の費用相場のや内訳、支払い方法などを詳しく解説します。

民間救急車の料金の相場と内訳

民間救急車の料金は地域や運営業者によって異なりますが、基本的には時間制もしくは距離制のうち高い金額が適用されます。

加えて、基本運賃に人員の追加や医療機器の利用といった諸費用が加えられることが多く、最終的な金額は利用内容によって大きく変動します。

参考として地域ごとの料金目安をご紹介しますが、あくまでも目安となるので、実際にご利用されるときは事前に問い合わせるなどの確認をしてください。

  • 【関東地方(例:東京23区)】
    – 基本料金は約3万円からが一般的
    – 距離や時間、サービス内容に応じて追加料金が発生
  • 【関西地方(例:大阪府)】
    – 初乗り:1時間または15kmまで5,810円
    – 加算:30分または7.5kmごとに2,270
    例)2時間(30km)で10,350円、3時間(45km)で14,890円
  • 【兵庫県】
    – 初乗り:1時間または15kmまで6,270円
    – 加算:30分または7.5kmごとに2,460円
  • 【その他の例】
    – 1時間7,480円~、1.5時間10,890円~、2時間14,300円~(事業者による)
    – 最初の1時間3,000円、以降30分ごとに1,500円加算(事業者による)

民間救急車の料金内訳

民間救急車の料金は、移送費だけでなく必要となる医療支援や介助などによっても異なります。

民間救急車の利用料金の主な内訳をご紹介します。

基本運賃

基本運賃は営業所または車庫から出発した場合や、目的地までの搬送距離、帰着までの時間や距離で算出されます。

時間制と距離制のうち、料金が高くなるほうが適用されるケースが多いです。

人員費用

民間救急車では、原則として救急車を運転するドライバーに加え、介助要員2名以上が同乗します。

搬送する患者様によっては看護師が同乗するケースもあり、その場合は追加費用が加算されます。

  • 看護師:1時間6,600円~
  • 追加スタッフ:1時間5,500円~

医療機器・サービス利用料

搬送時に医療機器を使用する場合、機器の利用料が別途加算されます。

  • 酸素投与:1リットル1時間1,980円、以降30分ごとに990円など
  • 吸引器利用:1回3,300円

また、ストレッチャーや担架・心電図モニターなどは基本料金に含まれている場合が多いですが、事業者によって異なるため、利用時ごとに料金が変わる可能性も考慮しておかなければなりません。

介助・付帯サービス料

通常の介助に加え、以下のようなサービスが必要な場合は別途料金が加算されます。

  • 階段昇降介助や玄関先以外の介助:1回500円+加算時間
  • 長距離搬送時の追加ドライバー:1回20,000円など

待機・延長料金

民間救急車は利用時間によって料金が変わるため、待機時間や予定よりも時間がかかってしまった場合は待機費用や延長料金が発生します。

  • 待機:30分ごとに4,400円など

2-6.その他の費用

以下のような民間救急車を利用する上で発生した金額も、利用料金に含まれます。

  • 高速道路や有料道路料金
  • 駐車場代
  • 宿泊費
  • 感染対策費

民間救急車の料金は誰が支払う?

日本における救急車の利用は基本的に無料となっていますが、民間救急車を利用した場合の費用は誰が負担するのでしょうか。
支払い方法も含めて解説します。

原則として依頼者が全額自己負担

民間救急車の利用に関わる費用は、原則として全額自己負担となります。

しかし、健康保険や補助金制度を利用できる場合があります。

支払い方法はさまざま

利用方法によっては高額になることもある民間救急車ですが、多くの事業者で現金・クレジットカード・銀行振込などさまざまな支払い方法に対応しています。

事業者によっては請求書による後支払いができる事業者もあるため、事前に確認しておくと安心です。

自治体によっては補助金を出している場合も

一部自治体では、高齢者や障がいのある方を対象に、民間救急車の利用に関する費用の一部を助成する制度を設けています。

対象となる条件や申請方法は自治体によって異なるため、お住まいの自治体窓口に確認してみましょう。

関連記事:救急外来や救急車を呼ぶ基準や命に関わる危険な症状について解説-家来るドクター

民間救急車の料金に保険は適用される?

民間救急車の利用料金は医療保険や介護保険の対象外のため、原則として全額自己負担になります。

しかし、例外的に「移送費支給制度」など特定の条件を満たすことで、医療費から移送費が支給される場合があります。

対象となる主な条件は以下のとおりです。

  • 急病や重症で移動が困難であること
  • 緊急性があること
  • 医師の指示に基づく移送であること(例:転院や特殊な治療のための搬送)

この場合、医師の意見書や領収書などの書類を添え、保険者(健康保険組合など)に申請する必要があります。

申請が認められれば、費用の一部または全額が還元されます。

精神疾患系で民間救急車の要請なら「よつば民救」まで

「よつば民救」は、良心的な料金設定で患者様を安全に搬送いたします。

【基本料金設定】

カテゴリ料金
運賃2,700円~
2㎞以降は240mごとに+100円
特殊搬送料9,900円×人数
消費税10%
高速道路利用料立替
添乗料8,800円×人数×時間
諸経費0円

精神疾患のある方を実際に搬送する場合の費用イメージは以下のとおりです。

カテゴリ料金
運賃5,900円
特殊搬送料9,900円×2人=19,800円
消費税8,140円
高速道路利用料1,240円
添乗料8,800円×2人×3.5時間=61,600円
諸経費0円

合計:96,680円

ご利用料金は患者様の容体やご対応させていただく人員、時間によって大きく異なるため、まずはお気軽にご相談ください。

経験豊かな専門スタッフがご希望を伺い、適切な搬送方法のご提案をさせていただきます。

まとめ

民間救急車は、公共の救急車で対応できない場合や、通院・転院など計画的な移送が必要なケースにおいて非常に有効な手段です。

一方で料金が高額になりがちで原則として全額自己負担となるため、事前に費用の確認をすることが大切です。

また、自治体や医療保険による補助金や還元を受けられるケースもあるので、利用を検討されるときに確認しておくとよいでしょう。

よつば民救は、良心的な価格設定による24時間の対応をさせていただいております。

また全国搬送も可能なので、転院の場合でもお気軽にご利用いただくことが可能です。

「精神疾患の家族を病院に連れて行きたいけど、普通の救急車は対応してくれない」「民間救急車を使いたいけど、どれくらい請求されるかわからなくて怖い」という方は、ぜひ一度「よつば民救」へご相談ください。

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